・職務経歴書で気をつけるポイントは?
・書類選考で落とされたくない!
・なるべく相手に刺さる内容にしたい!
作るのが大変な職務経歴書。
せっかくなら書類選考に通りやすいものに仕上げたいですよね?
実は職務経歴書を作るうえで業界や職種を問わず大事なポイントがあります。
それは、
職務経歴書を読んだ相手に「あなたが何をできる人なのか」伝わること。
相手に伝わらない職務経歴書は落とされる可能性が高くなります。
なぜなら「で、あなたは何ができる人なの?」そんな人の話を聞いてみようとはならないからですね…。
また面接では職務経歴書の内容をもとに話が進みやすいため、実は職務経歴書の質を上げることが面接対策にもなるんです。
とはいえ、「あなたに何ができるのか伝えよう」とだけ言われても「どうやって?」ってなりますよね。
そこでこの記事では、
あなたが何者なのか相手に伝わる職務経歴書の作り方を解説します。
この記事を読めば、書類選考で落とされず自信を持って面接にのぞめるはず。
さらに記事の後半では「失敗する職務経歴書の特徴5選」も解説しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。
転職の職務経歴書で失敗しないポイント【あなたは何者?】
職務経歴書にかぎらず転職活動で大事なのは「あなたが何者なのか?」を相手に知ってもらうことです。
企業には採用したい人材像が必ずありますよね。
そして応募者と企業の求める人材像がマッチした場合に採用となります。
なので、まず必要なのが「あなたがどんな人なのか?」を企業に理解してもらうこと。
なぜなら理解してもらってようやく「マッチしそうか?」を判断できるからですね。
あなたが何者なのか相手に伝わるように、次の3ステップで職務経歴書を作りましょう。
- これまでやった仕事を洗い出す
- 出来るようになったことを抜き出す
- アピールしたいことを絞り込む
順番に説明しますね。
Step1:これまでやった仕事を洗い出す
職務経歴書の「職務経歴詳細」にあたる部分ですね。
まずは時系列で
- 期間
- 業務の目的、目標
- 役割
- 担当領域、業務内容
- 関係者人数
- 予算規模
など、あなたがこれまでにやった仕事を洗い出していきましょう。
「あなたが何者なのか?」を語る土台になる部分なので、できるだけ細かく書き出すことをおすすめします。
特に「業務の目的をどう捉えるか」で相手に伝わるあなたの視座が変わります。
「視座の高さ」は選考のカギを握るとても重要な要素です。
なぜなら企業はより高い目線で働ける人を常に求めているからですね。
もし同じスキルや経験を持った2人のうち1人を選ぶとなった場合は、間違いなく視座の高い方が採用されます。
あなた個人の目線だけではなく「会社の目的 ⇒ 部門の目的 ⇒ あなたの目的」それぞれの繋がりを意識して整理してみましょう。
Step2:出来るようになったことを抜き出す
これまでにやった仕事を洗い出したら、次にそれらの仕事を通して出来るようになったことを考えてみましょう。
例えばとあるプロジェクトのリーダーを担当したのであれば「予算規模◯◯◯円のプロジェクトマネジメントができる」といった感じ。
職務経歴書の「経験や知識、スキル」にあたる部分ですね。
経験したことは?
⇩
経験から得られた知識あるいはスキルは?
の順番で書き出しましょう。
ここでのポイントは他の会社でも使える知識やスキルのみ抜き出すこと。
極端な話「◯◯に詳しい◯◯さんに顔が効くので迅速にトラブルを解決できます」と言ったところで、他の会社にその人はいません。
もしスキルに昇華するのであれば、「普段から◯◯に気をつけて有識者と関係性を構築するなど、迅速にトラブル対応できる体制作りに自信があります」とかですかね。
知識やスキルを抜き出すさいは「他の会社でも再現できそうか?」フィルターをかけましょう。
Step3:アピールしたいことを絞り込む
最後は「自己アピール」にあたる部分です。
抜き出した経験や知識、スキルの中から今回の転職でアピールするものを選びましょう。
あるいは会社ごとにアピールするものを変えるのもアリですね。
目安としては3つに絞るのがおすすめ。
1つだけだと面接で「他には?」に対応できないですし、かといって多すぎても1つ1つのインパクトが弱くなります。
また「3」という数字は人間の脳に残りやすいマジックナンバーとも言われています。
なので、まずはあなたのアピールポイントを3つに厳選しましょう。
アピールするものが決まったら、次に説得力を持たせるために具体的なエピソードも用意しておくこと。
「①これまでやった仕事を洗い出す」の内容をもとに、次の3点をさらに具体化していきましょう。
- その仕事の目的や課題、困りごと
- 問題を解決するために考えたことや実践したこと
- 実践したことでどんな結果になったか
(数字で語れるとベター)
失敗する職務経歴書の特徴5選
書類選考に通らない職務経歴書の特徴は次の5点。
- 情報を詰め込みすぎ
- 情報が足りない
- 内容に一貫性がない
- 成果が分からない
- アピール内容がズレている
順番に説明しますね。
①情報を詰め込みすぎ
社会人経験が多い人にありがちな失敗例です。
長い職務経歴書は読む人にとって苦痛となり、知りたいことも分かりづらくなります。
経歴が多くなってしまう人は時系列ではなく職種やスキルごとに分けたり、アピールしたいものだけに絞ったりして読みやすくしましょう。
②情報が足りない
今度は逆に情報が少なすぎて応募者のことが分からないパターンです。
読んだ人が次の3点を読み取れる職務経歴書に仕上げましょう。
- あなたができることは?
- なぜできると言えるの?
- できるといえる根拠は?
③内容に一貫性がない
職務経歴書の内容に一貫性がないと説得力が生まれないため、書類選考で落ちやすくなります。
例えば部下をもった経験がないのに「チームマネジメントができます」と言われたところで説得力はないですよね。
説得力がないどころか信用できない人だと思われて確実に落とされます。
次の3点を繋げることで、職務経歴書に説得力を持たせましょう。
- 自己アピール(あなたができること)
- 知識やスキル、経験(できる理由)
- 職務経歴(できる理由の根拠)
④成果が分からない
実績だけで成果が分からない職務経歴書も書類選考には通りません。
実績とは「やったこと」成果は「やったことによるポジディブな変化」という違いがあります。
- ✕:実績だけ
-
チームリーダーとして業務改善に取り組んだ
- ◯:実績+成果
-
チームリーダーとして業務改善に取り組み、メンバーの残業時間を10%削減した
成果にはできるだけ具体的な数字を盛り込んで、説得力をさらに上げましょう。
⑤アピール内容がズレている
内容に一貫性があり成果に具体的な数字を盛り込んでも、アピールポイントがズレていたら台無しです。
企業が求めている人材像を把握して、人材像にマッチするアピールポイントを盛り込みましょう。
人材像を把握するさいは次の3点を確認しましょう。
- 人材を募集している背景
- 募集している仕事内容
- 仕事に求める知識やスキル、経験、年齢
まとめ:1人で作るのが大変なら…
この記事では失敗しない職務経歴書の作り方を解説しました。
あらためて解説した内容をまとめます。
- 失敗しない職務経歴書のポイント
-
あなたが「何をできる人なのか」相手に伝わること
- 失敗しない職務経歴書の作り方
-
- これまでやった仕事を洗い出す
- 出来るようになったことを抜き出す
- アピールしたいことを絞り込む
- 失敗する職務経歴書の特徴
-
- 情報を詰め込みすぎ
- 情報が足りない
- 内容に一貫性がない
- 成果が分からない
- アピール内容がズレている
これらを意識して職務経歴書を作れば、書類選考が通りやすくなり面接にも自信を持ってのぞめるはず。
あなたが希望の会社に転職てきるのを応援してます!
P.S.
とはいえ、質の高い職務経歴書を1人で作り上げるのは大変ですよね。
そんなときは転職エージェントにぜひ協力してもらいましょう。
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<プロフィール>
- キャリア10年以上のITコンサルタント
- 東証プライム企業やITベンチャー、総合系外資コンサルを経て2022年に独立
- 40代のセミリタイアに向かって「節税 × 投資」で資産作り中