この記事はこんな人におすすめ
- MCTオイルに興味があるけど、使い方が分からない
- MCTオイルを始めたけど、使い方にいまいち自信がない
- MCTオイルを使ってるけど、全然効果を実感できない
巷で話題のMCTオイル。
試しに使ってみたものの「逆に太ったよ!」なんて人もいるのではないでしょうか?
そんな人は使い方に問題があるかもしれません。
MCTオイルって実は飲むだけじゃ痩せないんです。
本記事では、MCTオイルを使いつつ10kg以上やせた筆者の体験を交えながら、
- MCTオイルを飲んで太ってしまう原因
- MCTオイルの効果的な3つの使い方
- MCTオイルを使う際の注意点
をご紹介します。
MCTオイルの「正しい使い方」を取り入れて、本来の自分を手に入れましょう!
それぞれの使い方が「なぜ効果的なのか?」も解説しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。
MCTオイルで太るのは糖質の摂り過ぎが原因
MCTオイルを飲んでるのに太ってしまった人のほとんどは、「糖質の摂り過ぎ」が原因です。
といきなり言われてもピンと来ないですよね。
原因を理解するためには、まずMCTオイルを飲んで痩せる仕組みを押さえましょう。
なるべく簡単に解説しますね。
MCTオイルで痩せる仕組み
体内でエネルギーを作る方法は2パターン
身体を動かすためにはエネルギーが必要ですよね。
そしてそのエネルギーを作る主な方法は次の2通りなんです。
- 「糖質」から「ぶとう糖」を作り「ぶどう糖」からエネルギーを生み出す(=ぶどう糖経路)
- 「脂肪」から「ケトン体」を作り「ケトン体」からエネルギーを生み出す(=ケトン体経路)
普段は「①ぶどう糖経路」がメインで使われていて「②ケトン体経路」は眠っている状態です。
ですが、体内のぶどう糖が減ってくると、エネルギーがだんだん作れなくなってきます。
すると人間の身体は「ケトン体経路」を起こして、エネルギーを作り出そうとします。
「ケトン体経路」が身体に蓄えていた中性脂肪をもとに「ケトン体」を作り「ケトン体」が筋肉や脳のエネルギーとして利用されるわけですね。
MCTオイルで狙うのは「ケトン体経路」を起こすこと
通常、体内に糖質があるときはケトン体が作られにくい状態です。
ですが最近、体内に糖質がある状態でも、MCTオイルを飲みことでケトン体が作られやすくなることが分かってきました。
ケトン体が作られやすくなることで「ケトン体経路」が起きやすくなり、ケトン体を作ることで脂肪が燃焼される。
これがMCTオイルを飲んで瘦せる仕組みとなります。
MCTオイルを飲んで効果が無いのは糖質の摂り過ぎが原因
「MCTオイルを摂取することでケトン体経路を起こす」とお伝えしましたが、忘れちゃダメなのは「糖質を摂り過ぎるとケトン体経路は起きない」ということ。
なので、MCTオイルを飲んでるからと言って糖質を摂り過ぎてしまうと、ケトン体経路が起きないばかりか糖質の摂り過ぎでむしろ太ることになってしまいます…。
MCTオイルを使ったダイエットに効果的な使い方3選
MCTオイルで痩せない原因が分かったところで、ここからはMCTオイルの効果的な使い方をご紹介します。
-11kgオーバーの実体験をもとにしたおすすめの使い方は次の3つ!
- プチ糖質制限と組み合わせる
- 食事前に摂取して食欲を抑える
- 便通を改善して痩せ体質になる
順番に説明しますね。
①プチ糖質制限と組み合わせる
糖質制限は辛いけど…
「糖質制限ダイエット」は糖質を厳しく制限することで、エネルギーの生成経路を「ケトン体」に切り替えて脂肪燃焼を狙う方法ですね。
ですが、糖質自体はからだに必要な栄養素でもあるため、継続するのが難しく健康上のリスクも気になるところです。
とはいえ、糖質が少ない方がケトン体経路は動きやすい
糖質をまったく摂らないのはしんどいですが、糖質が少なければケトン体経路が動きやすくなるのは、これまでにお伝えした通りです。
そこでMCTオイル ×「プチ」糖質制限
「プチ」糖質制限とは摂取する糖質を適量にする」方法です。
この方法なら必要最低限の糖質は摂取しつつも、ケトン体経路を動かすことが期待できます。
まったく糖質を摂取しないのではなく、摂取する糖質の量を少なくするプチ糖質制限にMCTオイルを組み合わせる方法が筆者のおすすめです!
②食事前にMCTオイルを飲む
食欲は身体じゃなくて脳からの指令
「お腹が空いてきたなぁ…」これは身体のエネルギー不足ではなく、実は脳のエネルギー不足によって脳が出している指令って知ってましたか?
身体はエネルギーが足りている状態でも、脳の指令によりエネルギーを取り込むことで、余分なエネルギーが脂肪になってしまう、といったことが起こるんです。
ケトン体は脳のエネルギーになる
通常、脳はぶどう糖を使ってエネルギーを生み出しますが、最近の研究により実はケトン体もエネルギーとして使えることが分かってきました。
つまり、糖質を摂取しなくても脳のエネルギー不足を満たせる、ということですね。
食事前にMCTオイルを飲んで食べ過ぎ防止
「早食い」は良くないって言われますよね。
これは脳が満腹を感じるまでにある程度の時間が必要なので、満腹を感じる前に食べ過ぎてしまうからだと考えられています。
そこで食事前にMCTオイル!
MCTオイルで先に脳にエネルギーを与えることで、満腹を感じるタイミングを早める効果が期待できます。
脳に早めに満足感を与えることで、食べ過ぎを防止するという作戦ですね。
③便通を改善して痩せ体質になる
このあとに説明する注意点とも関わりますが、MCTオイルは1度に飲み過ぎるとお腹が緩くなる場合があります。
そのため1度に飲む量に気を付けないとなのですが、3つ目の使い方はこれを逆手にとって「便通を改善しちゃおう」という作戦になります。
詳しくは「【腸内環境】体調不良を改善する効果的な方法|-11kg筆者が紹介」で紹介してますが、便通が悪いと腸内環境が悪化して痩せにくい体質になってしまいます。
普段から便通が良くない方は、1度に摂取するMCTオイルの量を調節しながら少しづつ量を増やしてみましょう。
MCTオイルを使う際の注意点
効果的な使い方が分かったあとは、次の4点にご注意を。
- MCTオイルを飲むだけだと痩せない(むしろ太る)
- 摂りすぎると下痢や胸やけするかも
- プラスチック容器を使わない
- 沸点が低いので加熱はNG
MCTオイルを飲むだけだと痩せない(むしろ太る)
MCTオイルが持つ効果は「ケトン体を作りやすくすること」です。
そのため、せっかくケトン体を作って脂肪が燃焼しても、過剰なカロリーや糖質を摂取すれば燃焼分以上に脂肪が蓄積することになります。
ダイエット目的でMCTオイルを摂取するのであれば、カロリーや糖質の摂りすぎに注意しましょう。
たくさん飲むと下痢や胸やけするかも
MCTオイルは1度にたくさん飲むと、胸やけやお腹が緩くなってしまうことがあります。
飲む量の目安としては1日1~3回、1回あたり小さじ1~大さじ1が主流のようです。
まずは小さじ1から始めて、体調を見ながら徐々に量を増やしていきましょう。
プラスチック容器を使わない
MCTオイルは中鎖脂肪酸という脂の1種です。
中鎖脂肪酸は分子構造が小さいため、プラスチック内部に入り込んで容器を縮めてしまう性質があります。
なので、プラスチック容器にMCTオイルを入れないようにしましょう。
ただし、容器自体が溶けているわけではないので、身体への悪影響は無いようです。
沸点が低いので加熱はNG
MCTオイルの沸点は約160℃になります。
揚げ物や炒め物などに使って160℃を超えると、激しい泡立ちや煙が出てくる危険があるんだとか。
サラダ油などの食用油のように、直火での調理には使えないので注意しましょう。
MCTオイルは無味無臭なので、コーヒーや味噌汁に入れたり、サラダやヨーグルトにかけて使うのがおすすめですよ。
まとめ
今回はダイエットに効果的なMCTオイルの使い方を紹介しました。
あらためて本記事の内容をまとめます。
- MCTオイルで痩せる仕組み
-
- MCTオイルを摂取すると、ケトン体が作られやすくなる
- ケトン体が作られると、脂肪からエネルギーを作る「ケトン体経路」が動くようになる
- ケトン体経路が動くことで脂肪の燃焼がすすむ
- MCTオイルで痩せない(太る)原因
-
- 糖質の摂り過ぎでケトン体経路が動いていない
- 糖質の摂り過ぎにより、脂肪が燃焼する分以上に脂肪が蓄積している
- ダイエットに効果的なMCTオイルの使い方3選
-
- プチ糖質制限と組み合わせる
- 食事前に摂取して食欲を抑える
- 便通を改善して痩せ体質になる
- MCTオイルを使う際の注意点
-
- MCTオイルを飲むだけだと痩せない(むしろ太る)
- 摂りすぎると下痢や胸やけするかも
- プラスチック容器を使わない
- 沸点が低いので加熱はNG
それでは、あなたの健康的なダイエットライフを応援してます!
P.S.
MCTオイルもいろんな種類があるので、正直どれが良いかよく分かりませんよね。
ちなみに筆者は、かれこれ2年以上これらのMCTオイルを使ってます。
値段も手頃で10kg以上やせた実績(筆者の場合)もあるので、もしお決まりのオイルが無ければお試しを。
<プロフィール>
- 社会人になって +19kg 増量した元メタボ
- 健康に目覚めて1年間で -11kg 達成(今も減量記録を更新中)
- MCTオイル歴2年以上の30代3児パパ