この記事はこんな人におすすめ
- 開業したばかりで会計ソフトを探している
- 日々の仕訳入力や確定申告を楽にしたい
- 基本的に面倒くさがりでムダなことが嫌い
- わりと何でも自分で調べるタイプ
- ムダなお金は払いたくない
どーも、2022年にITコンサルとして独立したぱぱおです。
「毎年の確定申告を楽にするためには、どうやら会計ソフトを使うといいらしい」
というわけで、面倒くさがりかつお金にシビア(ただのケチ?)な筆者に合う会計ソフトを探してみました。
いろいろ調べていくと、どうやらメジャーなのは次の3つ。
- マネーフォワード確定申告
- Freee会計
- やよいの青色申告オンライン
さっそく結論からお伝えすると、筆者が選んだ会計ソフトは
「マネーフォワード確定申告」
です。
この記事では、
- なぜ「マネーフォワード」にしたのか?
- 「マネーフォワード」をおすすめしないのはこんな人
- そんな人におすすめの会計ソフトは?
を紹介します。
筆者と同じように、開業したばかりで会計ソフトを探している人の参考になれば幸いです。
なぜ「マネーフォワード」にしたのか?
はじめは、
- 1年間も無料ですべての機能を使える
- 2年目以降の費用も他の2社より安い
といった理由で「やよいの青色申告オンライン」が第1候補だったのですが、色々調べた結果「マネーフォワード確定申告」に決めました。
筆者がマネーフォワードにした理由は次の3つ。
- 「やよいの青色申告オンライン」は口座やクレジットカード連携が使いにくい
- 「やよいの青色オンライン」は仕訳にファイル添付できない
- Freee会計よりマネーフォワード確定申告の方が安い
順番に説明しますね。
「やよいの青色申告オンライン」は口座やクレジットカード連携が使いにくい
使い勝手はもちろん人によると思いますが、日々の仕訳登録をできるだけ自動化したい人にとって「やよい青色申告オンライン」はかなり微妙でした…。
自動連携したい口座を登録する手順が分かりづらい
- マネーフォワード確定申告
-
データ連携 > 新規登録
- Freee会計
-
口座 > 口座の一覧・登録
- やよいの青色申告オンライン
-
設定メニュー > 口座・カードの設定 ⇒ ✕
(手入力用の口座やカード情報を登録)スマート取引取込 > 口座連携の設定 ⇒ ◯
(自動連携する口座やカード情報を登録)
「やよいの青色申告オンライン」だけ口座登録で少し迷いました。
「設定メニュー」の中にある「口座・カード設定」からは連携する口座を登録できません。
これ自体は覚えてさえしまえば問題ありませんが、職業柄ここで気になったのはプロダクトとしての設計思想です。
マネーフォワードとFreee会計は、
口座登録したい
⬇
連携する?連携しない?
といったように「連携する/連携しない」に関わらず導線の入り口が「口座登録する」になっています。
ところが、やよいは「連携するか連携しないか」で操作の入り口が分かれているわけです。
いちユーザーとしては「自動連携する口座かどうか」で選ぶメニューをいちいち意識して選びたくありません…。
たしかに機能を分けた方が開発しやすいのは分かりますが、ユーザーの使い勝手よりも開発のしやすさが優先されてたら嫌だな、と思いマイナス印象になりました。
口座の連携状況が分かりづらい
マネーフォワードとFreeeでは、連携している各口座の残高や仕訳未作成の情報が一目で分かります。
ホーム画面に表示される口座欄のリンクから仕訳作成画面に飛べるので、
引き落とし情報を確認
⬇
自動入力された仕訳内容を確認
⬇
仕訳を登録
といった一連の作業をスムーズに行えます。
ところが、やよいのホーム画面にはこのような情報は表示されません。
「スマート取引取込」という自動連携用のメニューを開き、新しい連携情報が無いか毎回確認しないといけません。
実際の作業として致命的な問題ではありませんが、やはり使い勝手が良くないなーという印象を受けます。
「やよいの青色申告オンライン」は仕訳にファイル添付できない
2022年11月時点のやよいは各仕訳にファイルを添付できません。
「証憑管理サービス」というベータ版のサービスはありますが、できるのは電子データをアップロードするところまで。
例えばネットショッピングで仕事に使うものを買った場合、領収書は電子データでもらいます。
ですが、その電子データを仕訳に紐づけできないわけですね。
どうやら「やよいの青色申告オンライン」は電子帳簿保存法にまだ対応しておらず、PCにインストールが必要となるデスクトップアプリのみ対応しているようです。
ちなみにマネーフォワードやFreeeは電子帳簿保存法に対応しています。
筆者としては残念ながら、この時点で「やよいの青色申告オンライン」が候補から外れました。
もちろん「やよいの青色申告オンライン」もこれから電子帳簿保存法に対応していくとは思います。
>>2023年1月7日追記
2023/1/5に「証憑管理サービス(ベータ版)」から「スマート証憑管理」にサービス名称を変更して、電子帳簿保存法に正式対応となりました。
ただし、スマート証票管理で主にできるのは、
- 電子データの保管
- 保管している電子データを検索、閲覧する
- 電子データをもとに仕訳を生成して会計ソフトに自動連携する
となっており、あいかわらず作った仕訳にファイルを添付できなそうです。
さらに、弥生シリーズはデスクトップアプリのユーザーが多いため、これからもクラウド側の対応が後手に回る気がしてなりません。
(筆者の考えずぎですかね…?)
また、マネーフォワードやFreeeはここ数年の成長企業ということで、転職市場ではITエンジニアの注目を浴びています。
今後の開発力という面でもやはり、弥生シリーズを選ぶのは微妙な気がしてます。
Freee会計よりマネーフォワード確定申告の方が安い
というわけで、残るはマネーフォワードとFreeeのどちらにするか?
正直言って、機能的に比較検討するほどの違いはありません。
マネーフォワードとFreeeにはそれぞれ3段階のプランがありますが、各段階のプランで機能やサポートレベルは各社同等になっています。
例)マネーフォワードの「パーソナルミニ」プラン= Freeeの「スターター」プラン
というわけで、筆者はシンプルに費用で「マネーフォワード確定申告」に決めました。
費用的にはマネーフォワードに軍配が上がりますが、それでも使い勝手は気になりますよね。
契約した後の「使いづらいなー」は何としても避けたいところ。
そんな人はどちらも無料で使えるトライアル期間があるので、ぜひ両方触ってみましょう。
「マネーフォワード」をおすすめしないのはこんな人
筆者がマネーフォワードを選んだ理由と逆なだけですが、こんな人はマネーフォワードじゃなくてもいいかもです。
- そこまで口座の自動連携を重視していない
- 使い勝手はそこそこで十分
- むしろ使い勝手より安さを重視したい
では、そんな人におすすめの会計ソフトは?
筆者としては「やよいの青色申告オンライン」をおすすめします。
使い勝手の面でいろいろ書きましたが、費用面では「やよい青色申告オンライン」がNo1です。
なんと言っても、1年間もの長い間タダで使えるのは大きいですよね。
「とにかく安い費用で初めての会計ソフトを探してる」って人にはやよいの青色申告オンラインがおすすめ。
まとめ
あらためて本記事の内容をまとめます。
筆者がマネーフォワードを選んだ理由は次の3つです。
- 「やよいの青色申告オンライン」は口座やクレジットカード連携が使いにくい
- 「やよいの青色オンライン」は仕訳にファイル添付できない
- Freee会計よりマネーフォワード確定申告の方が安い
とはいえ、使い勝手が気になる人は1ヶ月の無料期間でマネーフォワードクラウド確定申告とFreee会計を使ってみましょう。
使い勝手よりも費用重視って人には1年間もタダで使えるやよいの青色申告オンラインがおすすめ。
いろいろ調べるのも大事ですが、自分に合うか?は結局使ってみないと判断できませんよね。
筆者もなんだかんだ言って、3つすべて試してみました。
この記事にたどり着いたあなたは、もう十分に調べてると思うので、ぜひ次の「使ってみる」フェーズに進んでみては。
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<プロフィール>
- キャリア10年以上のITコンサルタント
- 東証プライム企業やITベンチャー、総合系外資コンサルを経て2022年に独立
- 40代のセミリタイアに向かって「節税 × 投資」で資産作り中