この記事はこんな人におすすめ
- WEBサービスやアプリを作ってみたい
- まずは無料でノーコードツールを試してみたい
- 主要なノーコードツールの違いを知りたい
どーも、フリーでITコンサルをやってるぱぱおです。
普段はコンサルやっててプログラミングもできない筆者ですが、自分でも何かWEBサービスやアプリを作ってみたい!
そして、あわよくば事業化したい!
と思ったものの、どうやらノーコードツールも色々あってどれが良いのやら…。
そこで本記事では、主要なツールの中から無料で始められる
- Glide
- Adalo
- Bubble
について、それぞれの機能や特長、料金体系などをまとめていきたいと思います。
「こんなWEBサービスやアプリを作りたい。それならどのノーコードがいい?」
を毎回調べたくない筆者の備忘を兼ねた本記事ですが、ノーコード開発を始めたいあなたの参考になれば幸いです。
※最新情報を仕入れ次第、この記事をアップデートしていきます
各ノーコードツールの機能や特長、料金体系は?
【Glide】学習コストは低いが自由度も低い
Glileは他のノーコードツールに比べて学習コストが低いため、すぐに使い始められるのが特長です。
ただしカスタマイズ性に乏しいため、複雑な要件の開発には向きません。
項目 | Free | Starter | Pro | Business | Enterprise |
---|---|---|---|---|---|
料金 | $0/月 | $25/月 | $99/月 | $249/月 | $799/月 |
公開できるプロジェクト (=アプリとWEBページ)数 | 最大3 | 最大5 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自URL | NG | OK | OK | OK | OK |
Glideのロゴ消し | 不可 | 課金で可 | 3プロジェクト可 | 5プロジェクト可 | 応相談 |
開発できるメンバー数 | 2 | 5 | 10 | 25 | 応相談 |
利用できるユーザー数 (サインインなし) | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 応相談 |
利用できるユーザー数 (サインインあり) | 100/月 | 1000/月 | 5000/月 | 10,000/月 | 応相談 |
使えるデータソース | ・Googleスプレッドシート ・Excel ・Glide Tables ・Airtable | 同左 | 同左 | 同左 | ・Googleスプレッドシート ・Excel ・Glide Tables ・Airtable ・BigQuery |
データ容量 | 200MB | 5GB | 50GB | 1TB | 応相談 |
扱えるデータ行数 (1プロジェクトあたり) | 500 | 5,000 | 25,000 | 25,000 | 100,000 ※2023年予定 |
サポート | ・コミュニティ | ・コミュニティ ・メール | ・コミュニティ ・メール | ・コミュニティ ・メール | ・コミュニティ ・メール |
すばやくプロトタイプ版を開発したいときにはGlideが良さそうですね。
【Adalo】ネイティブアプリの開発におすすめ
Adaloはノーコードでネイティブアプリを作れるのが特長です。
ネイティブアプリとはAppleやGoogle Play ストアからダウンロードするアプリのことですね。
ちなみに、ストアからダウンロードせずにブラウザ(chromeやSafariなど)上で動くアプリをWEBアプリといいます。
項目 | Free | Starter | Professional | Team | Business |
---|---|---|---|---|---|
料金 (年払い) | $0/月 ($0/月) | $45/月 ($36/月) | $65 ($52/月) | $200 ($160/月) | $250 ($200/月) |
開発できる テストアプリ数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
公開できる アプリ数 | 0 | 1 | 2 | 5 | 10 |
App Store に公開 | NG | OK | OK | OK | OK |
Google Playストア に公開 | NG | OK | OK | OK | OK |
料金 | $0 | $45 | $65 | $200 | $250 |
開発できる メンバー数 | 1 | 1 | 5 | 10 | 無制限 |
使える データソース | 内臓データベース | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
データ容量 | 200行/アプリ | 1チームあたり5GB | 1チームあたり25GB | 1チームあたり125GB | 1チームあたり500GB |
アクション上限数 (登録、更新など) | 1,000 | 10,000 | 30,000 | 100,000 | 1,000,000 |
サポート | ・ヘルプドキュメント ・コミュニティ ・アプリアカデミー (学習サービス) | ・ヘルプドキュメント ・コミュニティ ・アプリアカデミー (学習サービス) ・チャット/メール (返信は3日以内) | ・ヘルプドキュメント ・コミュニティ ・アプリアカデミー (学習サービス) ・チャット/メール (返信は2日以内) | ・ヘルプドキュメント ・コミュニティ ・アプリアカデミー (学習サービス) ・チャット/メール (返信は1日以内) | ・ヘルプドキュメント ・コミュニティ ・アプリアカデミー (学習サービス) ・チャット/メール (返信は1日以内) |
有料プランでないとアプリを公開できないので、お試しでネイティブアプリを作りたい場合などはAdaloがおすすめ。
逆にネイティブアプリにこだわりがなければ、Glideを選んだ方が良さそうです。
【Bubble】学習コストは高いが自由度が高い
Bubbleは利用者数がトップクラスでノーコードツールの代表的な存在になります。
いろいろ柔軟にカスタマイズできますが、その分難しいのが特徴ですね。
項目 | FREE | PERSONAL | PROFESSIONAL | PRODUCTION |
---|---|---|---|---|
料金 (年払い) | $0/月 ($0/月) | $29/月 ($25/月) | $129 ($115/月) | $529 ($475/月) |
テスト開発 | OK | OK | OK | OK |
本番リリース | NG | OK | OK | OK |
独自URL | NG | OK | OK | OK |
API連携 | NG | OK | OK | OK |
Inport/Export CSV | NG | OK | OK | OK |
開発できる メンバー数 | 1 | 1 | 2 | 15 |
使える データソース | 内臓データベース | 左記 | 左記 | 左記 |
データ容量 | 0.5GB | 10GB | 20GB | 50GB |
サポート | ・コミュニティ ・Eメール ・Bubble academy (学習サービス) | 同左 | 同左 | 同左 |
Freeプランだと本番リリースできないのが難点ですが、柔軟に開発できるのがBubbleの強みになります。
また、他のノーコードツールと同じように日本語に対応していませんが、利用者が多いのでネットでノウハウを見つけやすいのも助かるポイントです。
まとめ
本記事では、Glide・Adalo・Bubbleの機能や特長、料金体系をまとめました。
今回の内容を踏まえて、筆者が考えるノーコードツールの使いどころは次の通り。
筆者はさっそくGlideでアプリを作ってみようと思います。
それではまた!
<プロフィール>
- キャリア10年以上のITコンサルタント
- 東証プライム企業やITベンチャー、総合系外資コンサルを経て2022年に独立
- 40代のセミリタイアに向かって「節税 × 投資」で資産作り中