・エージェント面談って何話すの?
・面談前にやると良いことってある?
フリーランスになる決意をしてエージェントに登録。
そして次はエージェント面談。
そこで思うのは「面談では何を話すの?」
事前に流れを把握しておきたいですよね。
筆者は以下4社のエージェントで面談を経験しましたが、分かったことは基本的な流れは一緒だなということです。
また、面談を行った後に「これやっとけば良かったな」って思うこともありました。
ということでこの記事では、
- エージェント面談の基本的な流れ
- 事前にやっておくと良いこと
- 面談で感じたエージェントの違いが出るポイント
このあたりをご紹介したいと思います。
この記事で分かること
- エージェント面談の基本的な流れと聞かれること
- 面談前に準備しておくと良いこと
- エージェントの違いが生じるポイント
<プロフィール>
- コンサル歴10年以上の30代 ITコンサル
- 東証プライム企業やITベンチャー、総合系外資コンサルを経て2022年に独立
- 40代のセミリタイアに向かって「節税 × 投資」で資産作り中
エージェント会社からの信頼を獲得できれば、条件の良い案件を優先的に紹介してもらえるはず。
ぜひ最後までご覧いただき、万全の状態で面談に望みましょう!
フリーコンサルエージェント面談の流れ【全部で7ステップ】
面談は主に次の7ステップで進みます。
※面談をしてくださる方の肩書は会社によって変わるので、この記事では便宜上「コーディネーター」と呼びます
- コーディネーター紹介
- 会社紹介
- 自己紹介
- 希望案件の確認
- 職務経歴の確認
- 自己アピール
- 質疑応答
コーディネーター紹介
まずは今回担当してくださるコーディネーターの方の自己紹介ですね。
各自に委ねられているのか分かりませんが、コーディネーター自身の紹介が無い会社もありました。
ただこちらとしては、どんなバックボーンを持った人が担当してくれるのか分かった方が安心ですよね。
もし向こうからの紹介が無ければ、こちらから聞いてみても良いかと思います。
会社紹介
次は会社紹介です。
- 会社の設立年
- 創業者の経歴
- 案件の種類や割合
- 案件獲得の流れ
おおまかにはこれら4点の話をされました。
だいたいは会社サイトに載ってることばかりかと思います。
ただ「案件獲得の流れ」は会社によって違う部分なので、頭に入れておくと良いポイントです。
ぼくが面談した4社は紹介事業以外にも自社でコンサル事業やSIer事業をやっています。
なので、例えばSIer事業のクライアントから直接紹介を依頼される、といった商流を持ってるので高単価の案件を期待できます。
自己紹介
コーディネーター側の自己紹介が終わったら、次はこちらの自己紹介をお願いされます。
お恥ずかしい話ですが、
ぼく自身は少し話を聞きたいぐらいのノリだったので、1社目の面談では正直焦りました…
ほとんどの方は大丈夫かと思いますが、
自己紹介タイムは必ずあるので、話す内容を事前に練っておきましょう。
ぼくは職務経歴書で言うところの「職務要約」レベルを話すように意識しました。
社会人のキャリアが長い方は直近の経歴を厚めに話すなど、内容に濃淡をつけるのが良いと思います。
希望案件の確認
ここでは希望する案件の条件を聞かれます。
自分の希望を正直に話しましょう。
ただ、ここで大事なのは条件の根拠が明確なこと。
例えば、「単価は○○万以上を希望します」と言ったら「○○万なのはなぜですか?」と聞かれます。
この質問にきちんと答えられないと、コーディネーターから見たあなたの印象は悪くなります。
あなたが希望する条件について、1つ1つなぜなのか?を深堀しておきましょう。
ちなみに単価で言うと、ぼくは「今の年収」を根拠に希望する金額を伝えました。
職務経歴の確認
事前に提出した職務経歴書をベースに、コーディネーターから質問を受ける時間です。
主にあなたの経験やスキル、参画したプロジェクト内容を深堀りされるはず。
聞かれたことに対して、シンプルな回答を心がけましょう。
自己アピール
ぼく自身、1社目の面談で不意をつかれたポイントです。
まさか自己アピールを求められるとは…。
でもこれから独り立ちしようと思ってるなら、自分の強みはいつでもスラスラ言えて当たり前、と今なら思います。
ぼくみたいに焦らなくていいように、事前に心構えをしておきましょう。
職務経歴書に自己アピール欄があると思うので、基本的にはここに書いてる内容を話すのが良いと思います。
質疑応答
最後に質問はありますか?と聞かれるので、気になることを聞きましょう。
「自分のスキルや経験にマッチする案件はありそうか?」
「マッチする案件の単価はどれぐらいになりそうか?」
など、それまでの会話で話題に出てなかったら忘れずに聞いておきましょう。
フリーコンサルのエージェント面談前にやっておくと良いこと5選
自身の経験を踏まえて、面談前にやっておきたいことを紹介します。
- 独立を考えたきっかけを明確にする
- 独立後の働き方をイメージする
- 自分の強みや磨きたいスキルを明確にする
- 自己紹介で話すことを練っておく
- 知りたいことをあらかじめリストアップしておく
独立を考えたきっかけを明確にする
「独立を考えるようになったきっかけは?」
すべてのコーディネーターから聞かれたわけではないですが、はじめに聞かれたとき少しドキッっとしました。
そのときは考えながら話しましたが、
今思い返すと「もっと違った言い方があったなー」とか「ホントはこっちの理由の方が大きいよなー」があったので、
事前に整理しておくのが良いと思います。
独立後の働き方をイメージする
案件の希望条件を伝えると、その条件の根拠を必ず聞かれます。
「理想の働き方を実現するため」を根拠にすれば相手の納得感も得られるので、
「理想の働き方は?」→「理想を実現するのはどんな案件?」この順番で考えるのがおすすめです。
ちなみにぼくは、家族との時間をできるだけ多く確保したいので「リモート案件」にこだわってたりします。
自分の強みや磨きたいスキルを明確にする
これは必須ですね。
できれば3点ぐらいに絞るのが良いと思います。
面談後の流れを考えると、次はコーディネーターとクライアントのやりとりです。
つまり、コーディネーターはクライアントに対してあなたを売り込んでくれるわけですね。
自分の売りがクライアントに伝わるように、あなたからコーディネーターへしっかり自分の強みを伝えましょう。
自己紹介で話すことを練っておく
これはぼく自身の反省なのでほとんどの方は大丈夫かと思いますが、念の為挙げておきます。
ポイントとしては、自分がアピールしたい部分を厚めに話すことですね。
話し方のテクニックにもなりますが、話に濃淡をつけた方が聞く側にも優しいです。
また「この人は優秀だな」って思ってもらえると、その後に紹介される案件も変わってくるのでここは常に意識しましょう。
知りたいことをあらかじめリストアップしておく
面談が終わった後に「これも聞いとけばよかった」を防ぐために、ぜひやっておきましょう。
また複数のエージェント会社に登録してる場合は、同じ質問をすることで比較もしやすくなります。
ちなみに、コーディネーターから「他のエージェントに登録してますか?」と必ず聞かれます。
コーディネーター側も複数登録を想定していて、変な空気にはならないので正直に答えましょう。
ただコーディネーターからすると、自分のところで契約してほしい想いは当然あると思います。
また紹介業は信頼で成り立つ仕事だと思うので、コーディネーターの方が不快を感じない言い方を心がけましょう。
まとめ:自分の軸をしっかり整理して面談に臨もう
この記事ではエージェント面談の流れと事前にやっておきたいことを紹介しました。
- コーディネーター紹介
- 会社紹介
- 自己紹介
- 希望案件の確認
- 職務経歴の確認
- 自己アピール
- 質疑応答
- 独立を考えたきっかけを明確にする
- 独立後の働き方をイメージする
- 自分の強みや磨きたいスキルを明確にする
- 自己紹介で話すことを練っておく
- 知りたいことをあらかじめリストアップしておく
エージェント面談ではあなたの強みなど、あなた自身のこと(=大事にしたい軸)を正確に知ってもらう必要があります。
とはいえ、自分の軸を見つける作業ってなかなか大変ですよね。
ぼくも他の人が発信している内容を参考に、自分の軸を固めていきました。
「フリーランスになる現役コンサルがエージェントを選んだ5つの条件」では筆者自身の軸を背景として、「どうやってエージェントを選んだか?」を紹介しています。
自分の軸を明確にしたい方の参考になると思うので、ぜひご覧ください。
それではまた!