・今の仕事にそこまでやりがいを感じない
・なんか新しい仕事をやりたいな
・せっかく転職するなら将来性のある仕事がいいな
この記事で分かること
- 将来性のある仕事とは?
- 将来性のある仕事に就くためにやることは?
- いま異業種に転職するならAIが断然おすすめ
- どうやってAI人材になるの?
せっかく働くのであれば、やりがいを感じながら楽しく働きたいですよね?
そんな人は「将来性のある仕事」に就くのがおすすめ。
なぜなら将来性のある仕事はチャレンジングな仕事が多いのでより高い成長を期待できるからですね。
さまざまな研究結果によると「人は明確な目標に向かって日々の前進を感じられる仕事に満足を感じやすい」とのこと。
人生の大半を使う仕事で満足感を得るためにも、将来性のある仕事を見極める目を養いましょう。
この記事では3回の転職経験を持つ筆者が、これまでの転職で仕入れた情報や学んだ知識、身に付けたノウハウを活かして
- 将来性のある仕事の見分け方
- 将来性のある仕事に就くために必要なこと
- 将来性のあるAI領域の仕事
を解説します。
あなたが今やってる仕事は10年後もあると思いますか?
即答が難しい人はぜひ本記事をご覧ください。
自分の仕事に将来性を感じれば漠然とした不安も無くなるはず。
将来に悩む時間をゼロにして今をしっかり楽しみましょう!
<プロフィール>
- キャリア10年を超える30代ITコンサルタント
- 東証プライム企業やITベンチャー、総合系外資コンサルを経て2022年に独立
- 業務改革や業務システムの刷新をはじめ、AI導入を含めた数々のITプロジェクトに参画
将来性のある仕事とは?
仕事を「業界」と「職種」に分けて考えてみましょう。
業界については「成長産業が良い」というのが、わりと良く言われることですよね。
ただ正直、業界で仕事を選ぶのはおすすめしません。
なぜなら、成長産業は時代に合わせてどんどん変わっていくから。
将来性は職種で考えよう
例えば営業やマーケティングなど、どんな業界でも必要となる職種であれば、
もし今いる業界が衰退に向かっても、成長産業に移ることができます。
ということで、ぼくは「将来性のある仕事=将来性のある職種」という捉え方をおすすめしています。
じゃあ将来性のある職種は?ってなりますよね。
自分で将来性のある職種を見分けられるように、その特長として以下の3点を覚えておきましょう。
- 機械に代替されない
- 需要に対して供給が追いついていない
- 社会的なニーズがなくならない
機械に代替されない
機械は規則性のある仕事が得意ですが、
逆にアイデアを生み出すなどの「0から1を生み出すこと」や説得や交渉などの「高度なコミュニケーション」は苦手です。
「この仕事は機械でも出来るか?」
と常に自分へ問いかけましょう。
需要に対して供給が追いついていない
基本的に需要がなくならない限り、その仕事はなくなりません。
さらに供給が追いついてない場合、その仕事の収入は増える傾向にあります。
なぜなら、収入は需要と供給のバランスで決まるからですね。
そのため、「需要 > 供給」状態が期待できる仕事は将来性が高いと言えます。
社会的なニーズがなくならない
例えば医療や介護など、いわゆる社会が続く限り一定のニーズが期待できる職種は将来性があると言えます。
ただし、社会的なニーズが高いからと言って、必ずしも高収入ではない点に注意が必要です。
収入は需要と供給のバランスで決まる、という原則は変わりません。
将来性のある仕事につくためにやるべきこと
誰でも出来ることなら将来性のある仕事をしたいですよね?
すると競争が起こるので、その競争を勝ち抜かないといけなくなります。
では、どんな人がその競争を勝ち抜くのか?
ここではその競争を勝ち抜くために、日頃から意識したいことを解説します。
専門的なスキルを身につける
例えばプログラミングやマーケティングなど、端から見たら何やってるかよく分からない仕事のスキルは貴重。
そして身につけたスキルをさらに磨いていくことが重要です。
「現状維持=後退」はどの世界でも変わりません。
さらに自分のスキルレベルがどれくらいか?を他人にアピールできる必要もあります。
「良い仕事をしていれば周りが気付いてくれる」って考えも嫌いではないですが、
自分の評価(=収入)を100%他人に委ねるのはかなりのリスクです。
自分のスキルレベルを客観的に説明できるように、仕事の実績や成果物を意識的に貯めていきましょう。
また営業職のように、わりと経験者が多いと思われる職種でも、
圧倒的な実績を作り「何でも売れます」レベルまで高めることができれば、それはかなり強力なスキルになります。
人脈を作る
少し精神論よりの話に聞こえるかもしれませんが、自分のためにも人との縁は大事にした方が良いです。
なぜなら1回限りの取引だったとしても、仕事の質が高ければリピートしてもらえるチャンスがあるからです。
自分の仕事のファンが増えていくと、営業努力がいらなくなります。
どんな出会いが新しい仕事につながるか分かりません。
自分のためにもなるという意識で、常に全力で誠実に取り組みましょう。
最新情報にアンテナをはる
情報があふれる時代とはいえ、有利・有益な情報はどんなに待ってもあなたに届きません。
例えばどんな仕事の需要が高まってるのか?など、自分で調べないと分かりませんよね。
ということは、常に自分から取りに行く姿勢を身につけるだけで周りと差をつけられます。
また、ネットに出回らない情報って結局人づてで広がるんですよね。
ここでも人脈作りが活きてきます。
未経験からの転職はAI人材がおすすめ
将来性のある仕事の特長を踏まえると、実際に触れてる身としても「AI人材」になるのが断然おすすめです。
って言われても、
「そもそもAIってなんだっけ?」
ですよね。
知らない方にもAIの魅力が伝わるよう、できるだけ丁寧に説明しますね。
AIとは?
「Artificial Intelligence」の略で「人工知能」を意味します。
広い意味では、人が当たり前にやってることを機械で実現するための技術を指していて、
例えば農業の分野で言うと、「設定した温度を超えたら自動で畑に水をあげる」なんてそこらへんにある機械も、実は人工知能を持ってると言えます。
つまり「あらかじめ決められたルールに従って自動で動く機械」って捉え方でまずはOK。
でもこれぐらいであればけっこう前から実現できていて、
ここ数年で注目を浴びるようになったのは、「人の手でルールを決める必要がなくなった」からなんです。
もう少し深堀しますね。
もともと機械が動くためには人間がルールを決める必要がありました。
さっきの例だと、「設定した温度を超えたら」の部分ですね。
でもこのルールを機械が自分で見つけられるようになったのが劇的な進化なんです。
なんだったら、人が決めるよりも優れたルールを機械が見つけられるようになりました。
さきほどの農業の例だと、
<AI導入前>
人が決めた室温を超えたら、機械が水をあげる
⬇
<AI導入後>
機械が導いた農作物に最適な室温を超えたら、機械が水をあげる
AIのなかでもこれからは「機械学習」
AIが注目されるようになったのは「機械学習」と呼ばれる技術が急激に伸びたからです。
機械学習はAIのなかの1つの分野って位置づけになります。
「機械学習」とはインプットされた情報をもとに、その傾向や共通点のパターンを見つける(=学習)ことです。
機械学習を活用することで「見つけ出したパターンをもとに未知の結果を予測する」ことができるようになりました。
身近にあるのは「商品のおすすめ機能」とかですね。
「これを買った人はこんな商品にも興味がある」という学習結果を使って、
商品を買ったユーザーに「こんな商品はどう?」って感じで他の商品をおすすめできるようになりました。
例えば、「AIを使って」おすすめの商品をユーザーに提案する流れは次のとおりです。
- 購買実績(誰がどんな商品を買ったのか)を集める
- 情報をどう整理するか考える(ユーザーや商品の属性をどう分けるか?)
- ②で決めた属性ごとに情報を整理する
- 整理した情報を使って、どうやってルールを見つけるか(=学習方法)考える
- ④で決めた学習方法をプログラミングする(ルールを見つけるアプリを作るようなイメージ)
- ①で集めた情報をアプリに入れて、アプリがルールを見つける
- アプリが見つけたルールが合ってそうか?を確かめる
- 合ってなければ①や④に戻る、合ってそうであればルールに沿ってユーザーに商品をすすめる
AI人材ってなにやるの?
最近では「AI」といえば「機械学習」って意味で使われることがほとんどなので、
「AI人材=機械学習の技術を使って、問題を解決できる人」と捉えたらOKです。
AI人材の具体的な職種としては「データサイエンティスト」や「AIエンジニア」が挙げられます。
さきほどの「おすすめ商品機能」を例にすると、
おもに①〜④をリードするのが「データサイエンティスト」、⑤をリードするのが「AIエンジニア」になります。
⑥以降は一緒にやるイメージですね。
- データサイエンティスト:どうやってルールを見つけるか?(学習方法)を考える
- AIエンジニア:学習方法をプログラミングする(アプリやシステムを作る)
会社や人によって職種の呼び方や求められる役割が微妙にズレたりしますが、
大事な線引は「プログラミングできるか?」です。
本来、データサイエンティストに求められる役割はプログラミング以外の部分になりますが、
会社やプロジェクトによっては、あやふやになってたりするので注意が必要です。
「データサイエンティスト」の募集だったとしても、実際に何をやるのか?をきちんと確認しましょう。
なんでAI人材がいいの?
AI人材をすすめる理由は次の5点です。
順に説明しますね。
- AIに代替される心配がない
- 業界を横断できる
- 自由度の高い働き方ができる
- AI関連の市場成長率が高い
- 高収入を期待できる
AIに代替される心配がない
将来性のある仕事の特長で挙げた「機械に代替されない」がそのまま当てはまります。
これから先、AIがどんどん人の仕事を奪っていくと言われてますが、そのAI自体を作るのは人の仕事です。
なので、AIがAIを作るみたいな近未来的な状況にならないかぎり、AI人材の需要は無くならないと言えます。
業界を横断できる
機械学習ができるのは「過去の情報をもとにルールを見つけること」なので、
ルールを見つけて何かを「分類」したり「予測」する仕事とは相性が良いんです。
分類であれば「商品のおすすめ」、予測であれば「計画の精度を上げる」などなど。
これらはほんの一例ですが、業界を問わずに共通して行われる仕事です。
自由度の高い働き方ができる
これはAI人材に限らず、IT系の職種全般に言えることですが、リモートワークと相性が良いことも魅力的です。
筆者も週の8割がリモートワークになりましたが、自由に使える時間がかなり増えました。
(実はリモートワークで自由な時間が増えたことをきっかけにブログを始めました)
このあたりは好みですが、リモートワークで時間を有効活用したい!って人にはめちゃくちゃおすすめな点ですね。
また、これは筆者の経験則にすぎませんが、
AIなどの比較的新しいテクノロジーに力を入れる企業は、わりと先進的かつ柔軟な企業文化を持ってる気がします。
※あくまでも筆者個人の主観です
なので、ガチガチな会社より自由な雰囲気を求める人にとっても、AIは相性の良い領域かと思います。
AIの市場成長率が高い
「仕事の将来性を業界軸で考えるなって言ったよね…」って思った人は、ちょっとだけ補足させてください。
あなたに伝えたいのは「業界軸 だけで 考えないほうがいいよ」ってことなんです。
まずは大前提として、将来性のある職種であること。
そして「業界の成長も見込めるならさらに将来性あるよね」って話です。
すでにイメージついてるかもですが、AI市場は今後もどんどん拡大していくと考えられています。
2021年の市場規模(AI関連企業の売上合計額)が約600億円に対して、2025年には約1200億円になると予測されています。
単純に計算しても、4年間で約2倍の成長です。
企業が成長するためには人材が欠かせませんよね。
高収入を期待できる
収入は需要と供給のバランスで決まりますが、まったく足りていないのがAI人材です。
上の円グラフは経営者を対象に行われた、「データサイエンティスト」の採用に関する意識調査の結果です。
なんと60%を超える経営者が未経験でもAI人材を採用したい、とのこと。
「需要 > 供給 」に当てはまるAI人材は高収入が期待できます。
ただ上のグラフの質問で見落としちゃダメなのが、「十分な実力があれば」って部分です。
「どうやって実力をつけたらいいの?」ってなりますよね。
どうやってAI人材になるの?
AI人材になる方法は以下の2つ。
- エンジニア経験あり:まずはオンライン講座や書籍で独学する
- エンジニア未経験:特化型プログラミングスクールに通う
①エンジニア経験あり:まずはオンライン講座や書籍で独学する
すでにエンジニアとして働いていて「プログラミング言語をすでに使ってるよ」って人は独学でも良いかもしれません。
オンライン講座だと「Progate」あたりが有名ですね。
機械学習でメジャーな「Python」に触れてみましょう。
ただし、未経験からの独学は正直おすすめしません。
どうしてもやってみたい!って人は止めませんが、挫折する前提で始めてみて、
「うわっ」って思ったら、すぐにプログラミングスクールの検討をおすすめします。
②エンジニア未経験:プログラミングスクールに通う
未経験からAI人材になるには、転職支援のサービスが付いたスクールに通うのが最短です。
「どんなスクールが良いのか知りたい!」
「スクールの選び方が分からない…」
そんな人はぜひ「【AI転職したい人向け】知らないと損するプログラミングスクール3選」をご覧ください。
次の6条件で厳選したおすすめのAIプログラミング3社を解説しています。
- AIに特化したプログラミングスクール
- 教育訓練給付制度の対象講座(受講料の最大70%を補助)
- 働きながらでも学習できる
- サポート体制が明確(質問受付やメンター制度など)
- 無料で転職サポートしてもらえる
- 事前に無料で相談できる
まとめ:悩むのは情報を集めた後に
もちろんスキルや実績などの個人差はありますが、周りを見渡してもAIは年収1000万超えがわりと現実的な分野です。
フリーランスになって活躍する人もどんどん増えてます。
とはいえキャリアチェンジは未知の領域に飛び込むことになるので、不安になる気持ちもすごく分かります。
実は筆者も3回の転職を経験していて、初めの転職は特に不安でした…。
そして今となっては不安と無縁になってます(笑)
ということで、生意気ながら経験者目線でお伝えさせていただくと……
必ず悩むことになるので、せっかくなら今じゃなく情報を集めたあとに悩みましょう!
ってことです。
とある研究によると、
「あとでやろう」と思った人のうち、97%の人は結局やらないそうです。
今よりも高い収入かつ自由度の高い働き方に興味がある人は、とりあえず今から情報収集までやっちゃいましょう!
あなたが個人の力を高めて会社に依存せず、ストレスフリーで暮らせる未来を応援してます!